Contents
アイリッシュウイスキーといえば迷うことなくジェムソン
アイルランド共和国および北アイルランドで生産された穀物を使用して造られるウイスキーのことをアイリッシュウイスキーと呼ばれていて、伝統と格式ある蒸留所から製造されていることが多いです。
そんなアイリッシュウイスキーが誇る世界でも有名なブランドがあります。その名も「ジェムソン」
このジェムソンブランドはアイリッシュならではの3回蒸溜法や原料に未発芽の大麦を使用するなどの伝統的な製造方法を守り続けており、その誠実さから世界中から愛されるウイスキーのひとつとして有名です。
そんなジェムソンについて紹介していきたいと思います。
ジェムソンの歴史
1970年、ジェムソンの生みの親でもあるジョン・ジェムソンがウイスキー製造の際に、3回蒸溜をすることによって理想に近いウイスキーを造ることが出来ることを発見しました。これが世界中で愛される銘酒「ジェムソン」の誕生のきっかけです。
ジェムソンウイスキーは水と大麦とトウモロコシが主原料で造られており、その品質にとてもこだわっています。特に水に関しては特にこだわりを見せていて、蒸留所内を流れている川(ダンガーニー川)がこのジェムソンの味を決めているといっても過言ではないです。
さらには使用している大麦はただの大麦ではなく、まだ発芽していない麦芽と通常の大麦麦芽の両方を使用するというこだわりよう。
そしてウイスキー作りの際はジョン・ジェムソンの発見した3回蒸留法を現在も貫き通しているのです。
ちなみに熟成する際に樽詰されたウイスキーは、1年間に約2%が蒸発して消えてしまいます。この消えてしまったウイスキーを「天使の分け前」と呼んで、天使たちがこっそり飲みに来ているのだと解釈しているのです。なんてロマンチックな話なんでしょうか。
…決して妥協を許さずおいしいウイスキー造りに熱意を燃やすジェムソン。
実はかなりお手頃な価格で日本で売られているのです。
ジェムソンの基本的なデータと値段
種別:アイリッシュ
原料:トウモロコシ、大麦麦芽(未発芽含む)
アルコール度数:40度
内容量:700ml
値段(店頭によって値段は変わります)
スタンダード 2237円
ブラック・バレル 3502円
ゴールド・リザーブ 9720円
アイリッシュウイスキーが2,3000円で購入できるなんてうれしい限りですよね。
お財布に余裕があればゴールド・リザーブも飲んでみたいものです。
ジェムソンの味
3回蒸溜することによってウイスキー本来のクセがなくなったすっきりとした味わいになっています。しかし香りは、長期間熟成することによって、焦がした木やバニラ、シェリーの甘さなどがウイスキーに染み込むので非常にまろやか。さまざまな飲み方が愉しめるウイスキーになっています。
オススメの飲み方は?
ジェムソンほどさまざまな飲み方に対応できるウイスキーはないでしょう。
そのためオススメの飲み方はたくさん存在します。
まずはシンプルにジェムソンを愉しんで!
まずはストレートもしくはロックで飲んでみて、アイリッシュウイスキーの香りと味を愉しんでみてください。
そして外せないのはアイリッシュコーヒー
一度は聞いたことがあるでしょう。「アイリッシュコーヒー」
そもそもアイリッシュコーヒーとはアイリッシュウイスキーをベースとしたカクテルのこと。
決してアイルランドで作られたコーヒーではないので注意してくださいね。
作り方は簡単
- ジェムソンアイリッシュウイスキー 30ml
- エスプレッソコーヒー 90ml
- 砂糖(黒糖でもおいしい)
- 生クリーム 30ml
これらをいれて作ったのがアイリッシュコーヒーです。寒い日にどうぞ!!
(アイリッシュウイスキーではなくスコッチウイスキーを入れてしまうとゲーリックコーヒーとなってしまうので気を付けてください)
水割り、ストレート、ハイボール、ロック、カクテル、
いろんな飲み方が通用するジェムソンは超万能ウイスキーです。
公式サイトにもいろんな飲み方が書いてあるので是非参考にしてみてください
公式サイト・ジェムソンの飲み方はコチラ
ジェムソンの工場見学が存在するだって!?
いままで銘酒ジェムソンについていろいろお話させていただきましたが、なんとこのジェムソンアイリッシュウイスキーの工場見学というものが存在するのです!!
工場見学ではジェムソンの歴史から製造工程まですべてを見ることができます。
そして工場見学の途中は試飲タイムが取られるのでお酒好きにはたまらないかも!?
見学最後にはアメリカンウイスキー、アイリッシュウイスキー、スコッチウイスキーの飲み比べがあるので改めてアイリッシュウイスキーの良さと他のウイスキーの良さを実感できるのではないでしょうか。(5大ウイスキーについてはコチラからどうぞ)
ロビーにはショットバーやギフトショップ、レストランまであるので連日観光客で大賑わいだそうです。
まさに酒好きにはたまらないジェムソン工場見学なのですが、ひとつだけ問題があるのです。
それはジェムソンの蒸留所がダブリン…すなわちアイルランドにあるということなのです。
今週末にでも旅行がてら行ってみようと思った方。本当にごめんなさい笑
しかし日本でも公式HPから工場見学予約ができます。
(コチラからどうぞ)
…ウイスキーに熱意のあるかたは是非一度本場のアイリッシュウイスキーを楽しんできてはいかがですか?
Related
whiskey
最新記事 by whiskey (全て見る)
- ラフロイグ-個性あるアイランズモルトの香りや味、飲み方などをご紹介!- - 2018年3月23日
- 上級者におすすめのアメリカンウイスキー銘柄3選とその飲み方や特徴 - 2017年12月12日
- 中級者におすすめのアメリカンウイスキー銘柄3選とその飲み方や特徴 - 2017年12月11日