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ジョニーウォーカーは日本でも有名なスコッチ
出典カインズホーム
ジョニーウォーカーという名前だけではいまいちピンと来ない方もいると思いますが、あのボトル下にあるストライディングマン(闊歩する紳士)のロゴを見ればきっとあなたも見たことがあるはず。
なんとこのスコッチは世界販売量No1の超有名ブランドで、200か国以上の国々で年間1億2000万本も売れているのです。
日本にいたってはジョニーウォーカーのレッドラベルとブラックラベルをそれぞれ「ジョニ赤」「ジョニ黒」と呼んで戦前から愛されています。
そんな世界で愛されるスコッチウイスキーを紹介していきたいと思います。
ジョニーウォーカーの歴史
1805年にスコットランドの小さな町であるキルマーノックで生まれたジョン・ウォーカー(ジョニーウォーカーの生みの親)は 弱冠14才にして小さな食料品店から事業を始めます。彼の食料品店は、ありとあらゆるものを扱っており、その中にはオリジナルのウイスキーもありました。
1820年にジョン・ウォーカーは紅茶のブレンディングをヒントに、シングルモルトウイスキーのブレンディングを始めました。これが当時の食料雑貨店の上顧客を中心に、すばらしいウイスキーだと評判となることで一時的な大きな成功を収めます。
その後は大洪水などがジョンの食料品店に襲い掛かり、一時は経営難に見舞われるもジョン・ウォーカーの息子であるアレキサンダーが経営の軌道修正を行いなんとか復活。そして1857年にジョニーウォーカーは航海に行く船長に託されて海を渡ってゆくのです。
1909年には今でもおなじみのジョニーウォーカー赤ラベル、黒ラベルが誕生し、1920年。すなわちジョニーウォーカー誕生100周年には世界120か国以上で飲まれるスコッチウイスキーになりました。
現在ではなじみあるボトルからブルーラベル、ゴールドラベル、プラチナラベル…といったさまざまなラベルが発売されています。
時代とともに進化し続け、ウイスキー界を引っ張っていくジョニーウォーカーはこれからも注目されていきそうです。
ジョニーウォーカーの基本的なデータと値段
種別:ブレンデッド
原料:大麦麦芽、穀類
アルコール度数:40度
43度(グリーンラベル15年)
内容量:700ml
値段(店頭によって値段は変わります)
ブラックラベル:2200円
レッドラベル:1300円
グリーンラベル4500円
ブルーラベル:13400円
プラチナラベル:7200円
ジョニーウォーカーの味
ブラックラベル:12年以上熟成したモルトやグレーンの原酒を40種類もブレンドした豊かな香りはジョニーウォーカーブラックラベルの特徴で、はちみつやバニラなどの甘い香りに近い所がある。コクのある味わいとスパイスや果実の甘み、そしてスモーキーさとのバランスがすごく絶妙でジョニーウォーカーらしい一本。
レッドラベル:ジョニーウォーカーシリーズの中でも最も廉価な品。ブラックラベルと比べると若干アルコール臭がつよくなるものの、リンゴなどの果物を思わせる芳香とスモーキーな香りがします。ボディは軽くはなく、甘みは弱いほうですがスモーキーな香りが鼻腔をかけぬけて、余韻を残してくれる一本です。
ブルーラベル:ジョニーウォーカーの中でも最も最高峰と言われるブルーラベルは、「究極のブレンデットスコッチ」と称されています。一万樽のなかでも1樽といわれる希少な樽からの原酒のみを使っているだけあって琥珀色の美しさや芳醇な香り、味わいまで全てもがジョニーウォーカーシリーズの中で素晴らしい一本です。
オススメの飲み方
ジョニーウォーカーはハイボールでどうぞ!
昔から日本にあるジョニーウォーカーはソーダで1:3くらいの割合で割ってあげるとおいしいハイボールに変身します。以前東京にあったジョニーウォーカーハイボールスタジオというコンセプトショップでは、この1:3で割ったジョニーウォーカーのハイボールを「ジョニーウォーカーアルティメットハイボール」と名付けていましたよ。
ロックでも楽しめます!
温度や割水といった組み合わせの変化により様々な味わいを醸し出すウイスキー。氷の入ったグラスにジョニーウォーカーを注いでいけば香りと味の変化を細かく知りながら楽しんで飲めます。
とくにジョニーウォーカーの最高峰とばれるブルーラベルは一度ロックで飲んでみるのをお勧めします。
ラベルのこだわりと少し変わったボトル
ジョニーウォーカーの特徴の一つとして傾いたラベルが挙げられます。
その傾きは適当な傾きではなくて24度に統一されています。これは19世紀後半にたくさんあるウイスキーの中でも一発で見分けがつくからという理由だからです。さらにシリーズによってラベルの色も変えており、ジョニ赤やジョニ黒と呼ばれる理由でもあります。
そして1930年代に大西洋横断の豪華客船の為に造られたシリーズである「ジョニーウォーカースウィング」。このボトルは今までのジョニーウォーカーの縦長なボトルとは違って丸っぽい形状をしています。これは船内の揺れに耐えられるように設計されたもの。造られた当時を想像しながら飲むのもまた面白いかもしれませんね。
ジョニーウォーカーは値段の幅が広く、ラインナップも充実しているので興味のある方はいろいろ購入してテイスティングしてみると面白いかもしれませんね。
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