カナディアンウイスキーの中でも世界で愛されるカナディアンクラブ

世界五大ウイスキーのなかの一つとしてカナディアンウイスキーが挙げられます。特徴としてはクセがなく初心者にはとても飲みやすいウイスキーで、その性質上しばしばカクテルの原料にされることの方が多いウイスキーなのです。

日本では五大ウイスキーの一つとして有名と言えば有名なのですが、スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーと違って影が薄くカナディアンウイスキーの具体的なブランド名が出てくるのはほんの少しだと思われます。(5大ウイスキーについてはコチラ

そんなカナディアンウイスキーのなかでも世界150か国以上の国々に愛されているブランドこそ「カナディアンクラブ」なのです。カナディアンクラブは「C.C.」という風に呼ばれたりもします。

 

ライ麦やトウモロコシなどが原料として造られるカナディアンクラブは自然感じるウイスキー。

そんなカナディアンクラブの魅力に迫っていきたいと思います。

 

カナディアンクラブの歴史

カナディアンクラブの生みの親ハイラム・ウォーカーさん1816年生まれの野心あふれるアメリカ青年でした。二十歳の時にボストンにある食料品店で仕事の経験を積んだハイラムさんは1838年にアメリカとカナダの国境の町デトロイトで食料品店をオープンし、一時的な成功をおさめます。

その後、ウイスキーの時代が来ることを見越した天才ハイラムは、当時酒類を食料品店では扱えなかった点や、アメリカ合衆国が禁酒に動いていた点をからウイスキー蒸留所の土地をアメリカではなくカナダに購入しウイスキー造りにいそしみます。

カナダは穀物が豊富で水もおいしく、ウイスキーづくりにはもってこいの土地だったのでハイラムの売るウイスキーはとても売れました。全30種ものウイスキーの中で一番売れたウイスキーが「クラブ・ウイスキー」というもの。特に上流階級のアメリカ紳士の社交場である「ジェントルメンズ・クラブ」で、彼の「クラブ・ウイスキー」の評価は高かったそうです。

そんなクラブ・ウイスキーの人気が気に食わないバーボン製造の人たちが政府にアメリカで造るウイスキーとカナダで造るウイスキーとの区別をつけるように求めた結果、今のようにカナディアンウイスキーという名前が生まれたのです。

ハイラムはカナディアンウイスキーとして売っていくために1890年「クラブ・ウイスキー」の名前を「カナディアンクラブ」という名前に変更し、そのまま世界中で愛されるウイスキーへと進化していったのです。

 

カナディアンクラブの基本的なデータと値段

種別:ブレンデッド

原料:トウモロコシ、大麦麦芽、ライ麦

アルコール度数:40度

内容量:700ml

値段(店頭によって値段は変わります)

カナディアンクラブ:1500円

カナディアンクラブ12年物:2200円

カナディアンクラブブラックラベル:4400円

カナディアンクラブ20年物:16000円

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カナディアンクラブの味

カナディアンクラブノンエイジ:カナダの高品質な穀物を使用しているためすっきりとしていて本当に飲みやすいウイスキーです。軽やかで華やかな香りも楽しめるので初心者にもおすすめです。

カナディアンクラブ12年物:鼻から通る香りがカナダの大自然を彷彿とさせる、そしてオーク樽で熟成されたであろうまろやかかつ芯のある味わいは12年物ならではです。カナディアンウイスキーの良さをぜひお楽しみください。

 

オススメの飲み方は?

カナディアンクラブのジンジャーハイ

スムースかつマイルドな味わいを持つカナディアンクラブ。本来ならストレートや水割り、ロック…カナディアンウイスキーの味を愉しんでほしい所ですが、あえて今回オススメするのはカナディアンクラブをジンジャーエールで割ったジンジャーハイです!

お好みでライムやレモンを添えるとGOOD。

 

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オシャレにカナディアンクラブクランベリーなんてどうですか?

氷の入ったグラスにカナディアンクラブを30mlとクランベリージュースを120ml注いで柑橘系果物を添えればいつものかっこいいウイスキーがオシャレなカクテルへと大変身。

 

カナディアンクラブの良い所はそういったたくさんの”顔”を持ち合わせているという所。

ほかのもいろんなカクテルや飲み方があるので自分好みの一杯を探してみてはどうでしょうか?

 

カナディアンクラブはギャングにも愛された?

今まで紹介してきたカナディアンクラブなのですが、実は恐ろしいギャングと切っても切れない関係を持っているのは知っていましたか?

1920年からアメリカで始まった禁酒法時代、酒の製造が禁止されたバーボン業者とは変わってカナダでウイスキーを造ることは問題ありませんでした。

そこに目を付けたギャング「アル・カポネ」はカナダからウイスキーを密輸し、それを売りさばくことにより勢力を強めていきました。特に人気ブランドだったカナディアンクラブはギャングの間でも密輸品として重宝され、悪知恵を使いながらもたくさんのカナディアンクラブが禁酒時代のアメリカへと渡っていったのです。

 

しかし今も昔も変わらず愛され続けるカナダの銘酒、カナディアンクラブは安価で飲みやすいウイスキーであるので是非一度飲んでみてください!


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whiskey

Whis&keyの運営部代表。日々ウイスキーの研究をしているが、奥が深すぎてついていけない(笑)ウイスキーが大好きで、もっとウイスキーを知ってもらいたいので初心者にもわかりやすい情報を、と奮闘中!ウイスキーに関連するビジネスをしていきたい!近日中にbarを開きます!