今回は「ピートとフェノール値の関係について」解説していきたいと思います!

まず、ピートの香りはフェノール値で数値化されている??ということがどういうことなのか説明していきますね~

 

フェノール値とは?

スコッチウイスキーの原料となるモルトのピートレベル(ピートでの乾燥レベル)は、ppm(100万分の1)という化学で使用される標準的な単位で表される(スモーキーでピートの風味を出すフェノール性化合物を示す)。

※ウイスキーに表示されるピートレベルは、大麦(一度麦芽にされ、ピートで乾燥された)についてのものになります。つまり蒸留して熟成し完成した物ではないのです。それによりほとんどあってはいるが、ppmが高いからといって=スモーキーとは限らないのです。実際、167ppmのオクトモア(世界一のスモーキーさを誇る)より、60ppmくらいのアードベッグの方がスモーキーさを感じることもあるかもしれないです。

フェノール値の基準

10ppm程のピートレベルは軽い(ライトやノンピート)と考えられ、通常わずかにスモークの香りがするモルトウイスキーがつくられる。25ppmが中位で、40~50ppm以上はピートでよく乾燥されたと見なされ、スモークの香りが強いモルトウイスキーがつくられます。

ピートレベル内のフェノール系化合物の正確なバランスはピートの産地など様々な要因により異なる。例えば、島や海岸からのピートは海草を含みヨード香が強くなる、また内陸のものより大量の砂を含んでいる。一方、ヒースの量はスコットランド南部のピートより北部のものに多く含まれる傾向にある。しかし、ピートの特定の成分がどのフェノール系化合物にどの程度寄与するのかはまだ全貌が解明されておらず、現在進められている研究の課題となっているようです。

 

スコットランドのピートがスモーキーな理由

ピートとは、簡単に言うとコケやアシ、シダなどの植物が炭化したもの(泥炭)です。

スコッチウイスキーによくある香りの表現として正露丸のような薬品臭、スモーキーな燻煙香を「ピート香」と呼びます。
スコットランドのアイラ地方で作られるスコッチウイスキーはこのピート香が強いことで有名です。

泥炭?と言われてもよくわからないと思いますので、わかりやすく説明していきます。

ジメジメして気温が低い土地にいる植物(シダやコケ類)が死んだ後にどんどん堆積していって形成されたのが「泥炭(ピート)」です。
さらにこの泥炭がたまっていき、蓄積した場所が「泥炭地」という湿地帯になります。

この泥炭地、日本では北海道の石狩平野などに存在します。ピートのあるジャパニーズウイスキーで有名な余市蒸留所が北海道にあるのはそのためですね。竹鶴政孝氏が修行していたのもスコットランドなのでピートと竹鶴政孝氏は切っても切り離せないですね。

もっと詳しく知りたい方がいましたら「ピートって何?アイラモルトウイスキーによく出る言葉とは!?」をご覧ください!!

 

おすすめのスモーキーなスコッチ3選

スモーキーなスコッチと言えば「アイラモルトウイスキー」が浮かぶ人も多いですよね??
ラフロイグ、アードベッグ、ボウモア、ラガヴーリン、カリラ、ブルイックラディ、キルホーマン、ブナハーブンなどは、スモーキーなものが多い。単純にピートが強いから美味しいとか個性があるというわけではない。もちろんそういわれることは多いですが。
強烈なスモーキーさを持つ代表的なスコッチたちをご紹介します!!

アードベッグ(Ardbeg)

アードベッグは、究極のアイラモルトウイスキーとも称され、世界的に評価の高い逸品です。1815年創業の、古典的かつ伝統的なアイラモルトで、スコッチウイスキー「バランタイン」の原酒でもあります。

その味わいは強烈の一言で、正露丸のような薬品の香りや味わいが広がり、鼻を通すと燻製の香りや煙をそのまま吸い込んでいるような感覚があります。慣れてくるとわかるのですが、最初に飲んだ時よりもクリーミーで甘い味わいに気づくはずです。

 

ラフロイグ(Laphroaig)


個性豊かなアイラモルトウイスキーの中でも、飛びぬけて独特かつ強烈なフレーバーを持つウイスキーであり、味を形容する語句として「薬品(正露丸?)」「硫黄」「ヨード」「消毒液」「薬品」などといわれており、アイラモルトウイスキーが好きな人でも苦手な人がいる半面、このモルトにはまって戻れない人もいます。

口に含んでみると意外にもフルーティーさ(ココナッツやバナナを感じさせるような甘み)があり、強烈なピート香とうまく合っているのがわかります。舌に残るのが重厚なピート香です。

ラガブーリン(Lagavulin)

別名「アイラの巨人」として有名なアイラモルトウイスキーです。スコッチウイスキー「ホワイトホース」の原酒としても有名です。アイラモルトウイスキーの中でも「最高峰」の呼び声が高いのも頷けます!

味と香りは一言でいえばこれまた「強烈」。スモーキーでヘビーなピート香とシェリー樽熟成特有のフルーティな甘い香りと個性的な味が多くのファンを魅了しています。ウイスキー好きが最後に行き着く「銘酒中の銘酒」かもしれません。

初めはこの強烈なスモーキーなピート臭を感じますが、深く嗅いでいると、まろやかでまったりとした、甘い深い香りが感じられます。口に含むと奥深い甘みとスモーキーでヘビーなピート香が口一杯に広がり、口と鼻からウイスキーの香りが広がる。この後味と、長く残る余韻がいいです!

 


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Whis&keyの運営部代表。日々ウイスキーの研究をしているが、奥が深すぎてついていけない(笑)ウイスキーが大好きで、もっとウイスキーを知ってもらいたいので初心者にもわかりやすい情報を、と奮闘中!ウイスキーに関連するビジネスをしていきたい!近日中にbarを開きます!