今回は「キャンベルタウンモルトウイスキー」の産地別情報やおすすめの銘柄、おすすめの飲み方、味や香りの特徴などをご紹介していきます!

スコッチウイスキーの一種で「陸の孤島」と言われるキャンベルタウンモルトは昔はものすごい栄えていましたが、現在は観光業が中心の町になります。

そもそも「スコッチ」って何?という方は「スコッチウイスキーとは?基本を知ろう-初心者入門編-」をご覧ください!

後半ではスプリングバンクやヘーゼルバーン、グレンガイルなどの初心者にもおすすめのキャンベルタウンモルトの銘柄を簡単にご紹介!

 

キャンベルタウンとは??

(出典:http://www.barrel365.com/scotch/)

キャンベルタウン」の名前はこの地方の権力者だったキャンベル家(キャンベル・オブ・アーガイル)にちなんでいるとされています。また、この地域はアーガイル地方といい、アーガイル柄(格子状のチェック柄)の語源ともなっています。

大西洋側にあり気候温暖なキャンベルタウンは古くは青銅時代から人々が居住し、今でこそMainland Island(陸の孤島)と言われているが、船が重要な交通手段だった時代には港町としてとても栄えました。漁業、農業、石炭などの資源に恵まれて、1900年初頭にはウイスキー産業を中心に、漁業、造船業、農業、炭鉱が栄え、スコットランドで一人当たり所得が最も高い町でした。これらの産業が衰退した現在は観光中心の町となっています。現在の人口は約5千人で、かなり少なくなっています。

 

香りと味わい、色の特徴

キャンベルモルトウイスキーの一番の特徴は「ブリニー」と表現される塩辛さです。

キャンベルモルトが作られる蒸留所があるのは港町付近なため、海や潮の香りを多く含んださわやかで塩辛い味わいになるのです。ピートの香りもしますが、アイラモルトほどではないため程よい感じです。香りもよく、とろりとした重みがある(ボディが厚い)ウイスキーが多いです。

そのため、何杯も飲むというよりかは一杯で十分に愉しめるウイスキーなのです。

 

どんな蒸留所があるの??

全盛期は30以上あった蒸留所も現在は少なくなってしまい、、、残った蒸留所は3つだけなのです。

現在キャンベルタウンで操業しているウイスキー蒸留所はスプリングバンク蒸留所、グレンスコシア蒸留所、そして2004年に約80年ぶりに再オープンしたグレンガイル蒸留所の3つがあります。この三つの蒸留所は粘り強く、活気を取り戻そうと奮闘しています。

余談ですが、、、キャンベルタウンで最大の規模を誇ったヘーゼルバーン蒸留所では竹鶴政孝氏(ニッカウヰスキー創業者であり日本ウイスキーの父です)が研修をしていました。しかし、ヘーゼルバーン蒸留所は1925年に閉鎖しています。

 

 

おすすめの銘柄と蒸留所の紹介3選

スプリングバンク蒸留所

このスプリングバンクはキャンベルタウンモルトの中で一番有名なウイスキーです。ぜひウイスキー初心者の方に飲んでいただきたい逸品です。
1828年創業のスプリングバンク蒸留所は伝統の製法にこだわり続け、粘り強く生き残ってきました。
その伝統の製法は「フロアモルティング」と呼ばれ、床の上で大麦を発芽させる非常に手間のかかる自家製麦を行っています。
このフロアモルティングは小規模で生産性は低いですが、この伝統の製法にこだわりとても特徴的な味わいを作り出せるのです。

 

スプリングバンク

モルトの香水」とも称されるスプリングバンク。

甘くフルーティな香りは香水といわれるほどの気品や華やかさを感じさせてくれます。大人の女性を思わせるような香りというのがいいかも、、、

味わいははちみつとオレンジ系の甘さがあり、香りはレモンやグレープフルーツを想像させる柑橘系がします。そして、キャンベルタウンモルト特有の「ブリニー(潮っぽい塩辛さ)」が感じられるのもポイントです!

個人的にですが、かなりおすすめの逸品です!

10年、15年、18年、21年と年月が増すごとに深みとコクが足され、レーズンやビターチョコレート、ワイニィさが強くなるような感じです。
シェリー樽原酒が使われているのもミソです!

*シェリー樽は、ルビーのような深い紅色と甘美な味わいがあり、クローブのスパイシーさもあります。

 

ヘーゼルバーン

 

ロングロウ

昔キャンベルタウンにあったロングロウ蒸留所の名前を使っている逸品です。

これは先ほどのスプリングバンクとは違って、強烈なピート香がします。

しかし、とても甘くクリーミーな味わいとアイラモルトに負けないピート香が特徴です。

また製法はピートを48時間炊き続け乾燥させたフェノール値50以上の麦芽を使い2回蒸留で仕上げています。

フェノール値って?と思った方は「ピートとフェノール値の関係とは?ウイスキーの基礎知識」をご覧ください!

 

グレンスコシア蒸留所

 

グレンガイル蒸留所

キルケラン


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Whis&keyの運営部代表。日々ウイスキーの研究をしているが、奥が深すぎてついていけない(笑)ウイスキーが大好きで、もっとウイスキーを知ってもらいたいので初心者にもわかりやすい情報を、と奮闘中!ウイスキーに関連するビジネスをしていきたい!近日中にbarを開きます!