ウイスキー愛好家が今大注目しているもの、それがNAS。
「NAS(Non Age Statement)」という言葉があります。初心者にとっては入り口であり、上級者にとっては出口であるような存在と言われています。
では、そのNASっていったい何でしょうか!?
今回はそのNASについての説明とNASの魅力を伝えるためのおすすめのボトルの銘柄をご紹介します。味わいや口当たり、香りや色も必見です!
Contents
NASって何?
近年、ウイスキー業界で「NAS(ナス)」という言葉がキーワードになっています。NASとは略称のことで「Non Age Statement」のことです。
「10年」「17年」「30年」などのラベルに年数表示をしていないウイスキーのことで、「ノンエイジ」と言われることが多いです。
ブレンデッドやバーボンには年数表示が少ないものが多かったが、スコッチやジャパニーズのシングルモルトは年数表示が主流だったのです。
しかし、最近はこのNASのシングルモルトが多くなりました。
なぜNASが多くなったの?
その背景には、ウイスキー業界の悩みである「原酒不足」があります。
1980年代~90年代ころはウイスキー不況だったため、原酒を生産することができなかったのです。そのため、20000年代に入って消費が回復した際にちょうど熟成が進んだ原酒がないという状況になりました。
では、NASのウイスキーは良くないのかというと、実はそうではない!
NASの魅力と可能性
ウイスキー製造の技術は日々進歩しています。中でも樽の研究は著しく、材質や作り方、使い方などが細かく追求・実践されています。
こうしてできる樽によって、熟成年数が短くても質のいい原酒ができるようになったのです。
NASには熟成年数という枷がないため、若くて上質な原酒を自由に使用できます。つまり、ブレンダーの腕次第でどうとでもなるのです。
NASは供給が安定しているほか、年数表示に比べて手頃なことも魅力です。
- ブレンダーの手腕を存分に堪能できます。
- ウイスキーの供給が安定します。
- コスパが優れています。
おすすめの代表的な銘柄
先ほど話しました、スコッチやジャパニーズのシングルモルトに年数を表記しないNASが登場しています!
初心者の方~上級者の方にもおすすめの銘柄をご紹介!
響 JAPANESE HARMONY
山崎
ボウモア スモールバッチ
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ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィルセレクション
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