今回取り上げるのは、中級者におすすめのアイリッシュウイスキーです。おすすめの銘柄だけでなく、その特徴とおすすめの飲み方や愉しみ方などご紹介します!!
最初に、アイリッシュウイスキーの説明をします。後半は中級者におススメする代表的なボトルを一挙にご紹介していきます!
Contents
アイリッシュとは
再び愛飲家の注目を浴びる伝統の3回蒸留シングルポットスチルで織りなす、アイリッシュウイスキー。
アイルランドは南北約500㎞、東西300㎞の島で、南側の約6分の5がアイルランド共和国、残りがイギリス領の北アイルランドです。
アイリッシュウイスキーとは、この双方で造られるウイスキーのことです。
しかし、市販で売られているものはシングルポットスチルではなく、ブレンデッドされたり、シングルモルトであったりするものが多いです。
ウイスキー発祥の地としても有名であり、かつては生産量世界一を誇っていたものの、1920年代以降衰退の一途をたどっていきました。
しかし、近年、ウイスキーの世界的人気も相まって、復活の動きが目覚ましいです。
・特徴
伝統的なアイリッシュはモルト(大麦麦芽)と未発芽大麦、その他の穀物を原料にしたポットスチルで3回蒸留するシングルポットスチルウイスキーなのです。
独特のオイリーなフレーバーと、なめらかで穏やかな味わい、そして女性にもおすすめできるウイスキーです。
・アイリッシュの法定義
- 穀物類を原料とする
- 麦芽に含まれる酵素により糖化、酵母の働きにより発酵させる
- アルコール度数94.8%以下で蒸留させる
- 木製樽に詰める
- アイルランド共和国、または北アイルランドの倉庫で3年以上熟成させる
中級者にオススメの銘柄3選!
まずは名実ともにアイリッシュを代表する銘柄であるジェムソンから飲み始めましょう。さらにブッシュミルズ蒸留所伝統の3回蒸留でつくるモルトを、ブレンデッドで試してみるといいですよ!
その次は、伝統のシングルポットスチルとアイリッシュ初のスモーキーなシングルモルトで、アイリッシュの新旧を味わいたいところです。ぜひお楽しみください!
レッドブレスト 12年(Red breast 12年)
現在のシングルポットスチル人気が出る以前からある代表的なアイリッシュ・シングルポットスチルウイスキー。
カネマラ(Connemara)
アイリッシュで唯一のピーティなシングルモルトウイスキー。
グレンダロウ シングルモルト 13年(Glendalough single malt 13)
古き良き時代の再来を願う5人の同志が集うクラフトディスティラリーが送り出す銘酒。
アイルランド産大麦100%、銅製ポットスチルで2回蒸留、アメリカンオークのファーストフィルバーボン樽のみで熟成されたこだわりのアイリッシュウイスキーです。
なめらかさもあり、飲みごたえを感じるものとなっています。
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